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本会について

会長挨拶


  「あくまでもクライエント自身の固有な、いわばクライエントの数だけある、多種多様な価値観を尊重しつつ、その人の自己実現をお手伝いしようとする専門家」(公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会ホームページより)である臨床心理士は、2018年以来35年以上にわたり、日本における心の専門家としてクライエントと共に歩んでまいりました。

  生きていると様々な困難にぶつかることがありますが、クライエント自身がその困難を糧に生きていけるよう、クライエントの「こころの声を聴く」ことを大切にするのが臨床心理士です。

  そして京都をフィールドとする臨床心理士の職能団体として誕生したのが、京都府臨床心理士会です。京都は寺社仏閣が多く、伝統行事を大切にする地域で、「祈り」の文化が育まれてきた土地と言えます。その京都の精神性をベースに、会員は日々の臨床活動を通じて地域の皆様の福祉の増進に貢献すべく、切磋琢磨してまいりました。また関係機関のご尽力を得て、スクールカウンセリングや自死予防など、地域に生きる人びとに寄り添う活動をしてまいりました。お陰様で2024年には創立30周年を迎えることができ、関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。

  これからも心の専門家の職能団体として信頼される会であるために、臨床心理士としての倫理意識、専門性を高めていけるよう精進して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。


          


2024年8月

一般社団法人京都府臨床心理士会会長

藤本 麻起子