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本会について

会長挨拶

一般社団法人京都府臨床心理士会は,京都府に在住、在勤もしくは在学する臨床心理士により構成される職能団
体です。京都府という地域に根ざし,私たちの活動を還元していくとともに,臨床心理士相互の研鑽をおこなうことを目的としています。2018年3月の時点で会員は1200名を超え,その職域も医療・福祉,教育,産業,司法・矯正,私設心理相談等で,幅広く活躍しています。その中で,乳幼児から高齢者に至るまで,人間の一生のライフサイクルに関わる「こころ」の支援をおこなっています。

こころをめぐる時代の状況は,ますます複雑さと難しさを増してきています。生きていることが幸せだとほんとうに心から思えることは,むしろ稀かもしれません。加えて,一人ひとりの人生も,ひとつとして同じものはなく,それぞれの喜びと苦しみがあり,その軽重を比べることはできません。臨床心理士は,来談者一人ひとりの生きるあり方に向かいあいつつ,個別的なこころの支援を共に工夫し探究していきます。

臨床心理士が関わるのは,個人ばかりではありません。個人を取り巻く職場や学校,地域といった環境にも関わり,その中でそれぞれの人の個別性がより活きるよう,その成員とともに,改善の方策を実践していきます。

このような個別的で丁寧に寄り添うことを通して,それぞれが生きる道を探っていくことが心理臨床の本質です。京都という場所は心理臨床の魂が全国でもいち早く培われ,いまでもしっかりと宿っている場所です。

一般社団法人京都府臨床心理士会は,それまでの任意団体を引き継ぐ形で2017年度の4月に一般社団法人として設立されました。法人化は,私たちが高度専門職業人としての専門性と倫理性をさらに高め,社会的な責任と使命をこれまで以上に果たしていこうという決意表明であります。日々に研鑽精進を積み重ねていくのはもちろんのこと,関連する諸団体,関連する専門職,臨床心理士の活躍する現場,そして何より京都府民のみなさんといっそう協同しながら,心理臨床活動を大切に続けていく所存であります。

一般社団法人京都府臨床心理士会会長

大山 泰宏